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源頼朝の家臣である木賀善司吉成という文武に優れた武士が病にかかり、いろいろ手を尽くしたけれど回復せずに死期も間近になりました。その時、一人の老僧に「西の方に温泉の地がある。その温泉に入ればきっとよくなるだろう」と言われ、彼とともに秀麗な箱根のこの地にやってきました。老僧が「涌甘露消湯咸除衆病悩」と唱えると温泉が湧き出しました。喜んだ善司はありがたく温泉につかると、最初の七日間は血がさわぎたち、次の七日間に血がおさまって病が治りました。以来、この温泉は木賀と呼ばれるようになったのだそうです。
木賀温泉
[交通] 彫刻の森駅から徒歩10分くらい。
情報更新:2007/11/06