■ 歴史と街歩きミニ情報
▽宮ノ下温泉
宮ノ下が脚光を浴びるのは幕末の頃。横浜に多くの外国人が来るようになりますが自由に旅することは許されていませんでした。ただ、馬やカゴを使って箱根まではやってきたようです。さらに、訪れるようになるのは明治11年に富士屋ホテルが出来てからです。同ホテルは、外国人専用であり国際観光地箱根はここから始まっています。
▽底倉温泉
138号線に向かって1分程歩くと蛇骨川の深い谷にかかる八千代橋が見えてきます。この橋手前から蛇骨川に沿った地域が箱根7湯底倉温泉です。底倉温泉は明治14年に火事にあい多くの旅館が焼失してしまいました。「そこくらの湯 つたや」は前身が「蔦屋」で宿泊は出来ないが温泉に入ることができます。底倉温泉は花や紅葉で染まる時、まさに深山の秘境といえます。
▽堂ヶ島温泉
堂ヶ島温泉の歴史は古く、室町の武将足利尊氏が帰依した臨済宗の高僧がこの地に閑居を構えたのが始まりと言われている。閑居跡は対星館「花かじか」裏手と吊橋を渡った先に残っている。現在2軒の旅館がありゴンドラとケーブルカーを利用して降りる。国道1号からこの温泉を見ることは出来ない。このような渓谷に旅館があるのは驚きです。
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